ジャンク!硬質好きは見逃せない!sassya- / VACANT 2 MAN SHOWのお知らせ!

【VACANTとsassya-】

そんなVACANTと我々sassya-、実はまだ一度もライブで共演したことがありません。では何故今回ツーマンライブをやる事になったのか?もう少し掘り下げようと思います。
sassya-は昨年10月に1stフルアルバム「non communication」をリリースしました。(LIVEAGEでも記事として取り上げて頂きました。 VACANTはその2ヶ月前の8月に1stフルアルバムをリリースしています。
前々からVACANTの噂は聞いていましたし、偶然にも近い時期にアルバムをリリースしたことから、より興味を抱きました。
VACANTの第1印象は、ギターもベースもアルミネックを使用しているということから、先程述べたShellacのようなバンドかなと思いました。(一般的な弦楽器は木材を使用します。アルミを使用しているとある種の冷たいサウンドを出せるので、殺伐とした曲にピッタリ。)ですが、フルアルバムを聴いてその印象は一変するのです。
そもそもShellac自体は来日公演を観に行くくらい昔から大好きなのですが、基本的には長めの曲をやってタメを頻繁に使うような、所謂ミュージシャンズミュージシャンのバンド(主に音楽をやっている人から受けやすいバンドの事)だと思います。
その点、VACANTは変拍子を使うものの、より直線的でシンプルな曲ばかりです。良い意味で分かりやすく、そこがまた格好良いのです。原始的なエナジーをダイレクトに感じる事ができます。
そのエナジーが如実に現れるのがライブです。初めて観たライブの印象としては、ひたすら肉体的なサウンドをぶっ放し、ひたすら観客を陽動するステージング。言葉で説明するのがアホらしくなるほど、ギラついていました。
楽曲的には違うかもしれませんが、私が10代の多感な時期に部屋のスピーカーから爆音で流さざるを得なかった、The StoogesやMC5などの、パンクの始まりと言われているようなバンドのエナジーを思い出しました。
VACANTのライブには、兎に角シンプルな格好良さだけがありました。

そんな感じで一方的にVACANTを聴いている状態でしたが、sassya-が今年の3月に名古屋へライブをやりに行った時、嬉しいことにVACANTのメンバーが我々のライブを観てくれました。
そのあたりから点と点が繋がっているような感覚を抱いて、何か面白いことができるのではないかと、勝手に盛り上がったのを強く覚えています。

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