text by 亀井 一博 (Detrytus,Twolow,ex.SOON)
8/6(日)に東京のsassya-(サッシャー)と名古屋のVACANTがsassya-企画にて2MAN LIVEをするそうです。sassya-のGt&Voサトル君からの熱烈なラブコールがあって実現したというこの企画、当日までに少しでも盛り上げていきたいということでサトル君から「亀井さん、何か書いてください」といきなり連絡を頂きました。連絡が来た時点でなんの影響力もない俺に頼んできた理由は薄々分かっていました。両バンドのフロントマンとは友人として繋がりがあることです。そういう理由で選ばれた以上、ここはひとつ超個人的な偏見と俺が勝手に感じている両バンドの共通点を書きたいと思います。この文章がきっかけで間違ったイメージを植え付けてしまっても俺は責任を取りません。どうなっても知らんぞ!
まず両バンドの音楽性をさらっと紹介します。企画者のsassya-(スペルややこしい!)ですけども、一言でいうならば「ヤケ酒系うつむき加減の暴力ポストパンク」みたいな感じです。対するVACANTは「ガリガリだが腕相撲クソ強くてなんかヤバイ、こいつ、、、」みたいなバンドです(小学生の時におったよね、こんなやつ)。
音的な共通点で言えば「硬質」「ジャンク」「不協和音」みたいなとこでしょうか、とにかくゴリゴリしてて不穏、いたるところで絶叫が聞こえます。でもなんとなくファニーなとこもありつつセンチメンタルなとこも感じます。(俺はね…。)そこはまあ、FUGAZIとかその辺もいろいろ好きなんだろなーとか勝手に想像しててシンパシーを覚えてます。なんか腕とか振り回す感じのゴリゴリさではないと思います。胸に沁みわたるゴリゴリ。
音楽性に関してはもうこんなもんにしといて(YouTubeあるしな、、、)
せっかくなんで両バンドのフロントマンについて書きます。この2バンドはフロントマンの人間性がモロ表現されているのでこれが一番バンドのことを分かってもらうのにいいと思いますし。素人文章なので読みにくいけどなんとなく感じてください。
俺から見てsassya-サトル君とVACANTエイ君(Gt&VO)はとてもまっすぐで誠実な男です。
とはいえ2人ともタイプは違っててsassya-サトル君はなんか会う度にモヤモヤしてて社会生活やバンドをしながら「これでいいのか?こんなんでいいのか?」みたいなことをいつも言ってる。まあーいろいろと悩みは尽きないみたいだけども最後には「それでもやるしかない!」みたいなとこに行きついてる。対するVACANTエイ君は常に目が血走ってて余計な贅肉は一切そぎ落としたような生き方をしてる。でもそんな生き方をしたらそりゃーいろいろとぶつかったり消耗したりとこれまた苦悩は絶えないでしょう。それでもやっぱり最後には「やるんだよ!」みたいな気合を常に発揮してて、そこがすごい信用できるなーと思ってる。とにかく二人とも色々しんどいけども誠実にいたいっていうのがよく伝わってくる。
そんな対照的かつ少し似たとこがあるまっすぐな二人に感じる「ある共通点」。
それは、異常なまでの「暴力性への憧れ」。