text by 岩上(sassya-)
sassya-(サッシャー)というバンドでギターボーカルを担当している岩上と申します。
我々sassya-は、8月6日(日)の昼に西荻窪FLATにて、名古屋からやってくるVACANTとツーマンライブを行います。
今回ツーマンライブを行うに至った経緯を、LIVEAGEに掲載してもらえる事となりました。ライブの事に関して、バンドの事に関して、この記事で少しでも多くの人に興味を抱いてもらえたら嬉しいです。
【格好良いバンドってどんなバンド？】
突然ですが、皆さんにとって格好良いバンドとはどんなバンドでしょうか？勿論人それぞれ好みはあるでしょうから、一概にこうと決められる事ではありません。
一つのジャンルがどんどん派生して、情報がどんどん細分化されていく世の中で、人の価値観や興味もその流れに連動し、細分化されていくものだと感じています。
まれにそんな細分化された状況でも、ありとあらゆるものをすっ飛ばすバンドが居ます。
パンクなのかハードコアなのか、はたまたロックなのか？何なのか分からないけど、原始的な衝動として突き刺さるバンドがいます。
それが私にとっては名古屋を拠点とするVACANTというバンドです。
【VACANTというバンド】
名古屋は独自の音楽シーンが根付いている土地です。バンドで言えばthe 原爆オナニーズ、Climb The Mind、DOIMOI等、様々なバンドがいます。
バンドだけではなく、FILE UNDER、stiffslack等、シーンに根付いたレコードショップも多く存在します。
そんな環境の中でVACANTというバンドは、普遍的なエナジーを放出して突き進んでいるバンドだと思います。
その証拠に国内外問わず多くのバンドが名古屋でライブを行う時、共演者にVACANTの名をよく見かけます。多くのバンドが彼等との共演を熱望しているのです。
彼等のサウンドを説明する時によく言われるのは、ShellacやJesus Lizardなどを彷彿とさせるバキバキのサウンドといった所でしょうか。非常に硬派なバンドだと思います。
