【SAMIAMツアー無事完了いたしました!】ありがとうございました!下記ページでツアーTシャツ、CD、バッジを販売しております→ https://liveage.stores.jp/
こんにちは、NAVELでギターを弾いているTomiです。SAMIAMのレビューを書いて下さいと依頼をいただいたものの、はてさてどのアルバムを書かせて貰おうかと悩みました。LIVEAGE周辺的には”Clumsy”以降の音がメインなのかなと思い、私は初期のNEW RED ARCHIVES時代のことを少し書かせて貰うことにしました。大好きな音楽こそ言葉にすると野暮になるのは承知ですが、これを読んでもし少しでも興味を持ってくれた方がいましたら、是非SAMIAM Japan Tour 2019に足を運んで欲しいと思います。
アイデアがこれでもかと詰め込まれた1stにして傑作アルバム”Samiam”と、メジャー4th”Clumsy”以降の音楽性へと続く基礎を作った3rd“Billy”の狭間にあるこの2nd”Soar”。メンバーはあまり気に入ってないと5th日本盤CDライナーノーツに記載がありましたが、私はとても好きな作品でリリース当時90分テープに録音して聴きまくっておりました(B面は勿論JAWBREAKERです)。この頃UKのSNUFFともツアーしていましたね。キャッチーなA面でグッと引き付けてB面でじっくり聴かせるアルバムらしい曲順で、一枚通して爽快な疾走感に溢れており毎回最後の曲まで聴いてしまう作品。冒頭を飾る”Clean”~“Slumbering”の痛快な流れ、哀愁度最高潮な必殺の名曲”Sky Flying By”、ラストを締める切ないインスト曲”Louie”と曲・音・アルバム全体に整合感が出てきて1stよりも幾分聴きやすくなりましたが(といっても4th以降と比べると勿論ゴチャゴチャしてます)、捻くれた曲展開がさらっと入ったり泣きのメロディーを随所にブチ込んでくるあたりはこの人達ならではの味でしょうか。当時賛否両論だったBrett (BAD RELIGION)のソリッドなプロデュースもアルバムのイメージや収録曲に合ってると思います。