皆様オハヨーございます。今回もよろしくお願いします。
さて前回ついにアメリカに到着したExclaim御一行様。
読者の一部からは
「アメリカに到着しちゃったのか…」
「アメリカに着かないまま、どうでもいい話をいつまでも書いていて欲しかった」
「アメリカに着いてしまうなんて有り得ない」
等々の激励をいただきました。今後の参考にさせていただきます。
さて今回はタイミング的に、書いておかないといけない事がありますね。
Exclaimの復活
についてです。
すでにVIVISICKがSNSで発表しているように、今回の復活ライブに僕は参加しません。
Exclaimの解散の原因は僕の耳の問題にあります。
もう解散から10年も経つと、なんで解散したのかを知らない人も多いと思います。
僕は生まれつきなのか後天的なのかわからないのですが、物心がついた頃から左耳が全く聴こえません。
で、右耳だけでExclaimで叫んだりBREAKfASTでギターを弾いたりと音楽活動を続けていたのですが、大音量の中で生活していたら聴こえる方の右耳で耳鳴りが止まらなくなってしまいました。
もちろん医者にも診てもらいましたが、現代の医学では「耳鳴りは治せない」そうです。なんなら「何故、耳が聴こえるのか」もわからないそうです。あゝ人体の神秘!
色んな病院に行ったし、西洋医学がダメなら東洋医学だ!気功だ!呪術だ!ヴゥードゥーだ!と試し、神にも頼ろうと思いましたが、僕は無神論的実存主義者なので、それはやめておきました。
とにかく色々と試しましたが、結局治りませんでした。
いろんな医者と話をした結果、耳鳴りが止まらない原因は大音量にある…に違いない、ということになりました。
何故、「違いない」と歯切れが悪いかというと先程も書いたように、「耳鳴りのメカニズム」が現代の医学ではわからないから。
「もしかしたら耳鳴りの原因は大音量ではないかもしれない」
「もしかしたら耳鳴りは明日止まるかもしれない」
「もしかしたら耳鳴りは一生止まらないかもしれない」
とにかくわからないことが多い。でもわかってることは、僕の右耳で耳鳴りがずっと鳴っていて止まらないということ。
このまま耳が聴こえなくなるのは嫌でした。
聴きたい音楽はまだまだたくさんあったし、自分でも音楽を創造し続けたかった。
大音量が原因だというのなら…僕はExclaimもBREAKfASTも辞めることにしました。
Exclaimは解散することになりました。
僕は泣きました。家でラモーンズの「Danny Says」をアコギで弾いていたら、涙が止まらなくなりました。音楽を聴き演奏する喜びと歓びと悦びと大いなる挫折感でした。
僕は死ぬまで耳鳴りと挫折感をしょいこみながら生きていかねばならなくなりました。
僕は今でもハードコアこそが世界最強の音楽だと信じて疑いません。
大音量でハードコアを演奏することに未練たらたらです。
Exclaimは世界最高のハードコアバンドでした。
ベースのマッツァンから復活ライブの話を聞いた時は、胸がザワザワしました。