緊張感溢れる入国審査を終え、シカゴはオヘア空港に到着。とりあえず外で一服。日本人はおろか東洋系の人すらいない。
オヘア空港は広大で、中には電車が走っている。これに乗って国内線乗り場に向かう。
カメラを持ってるのが頼りになる男闘呼(をとこ)竹内明(タケウチ アキラ)であります。
国内線を待ってる時、急に明が立ち上がった。
「なんかさ、乗り場が変わったみたいだから移動しないと」
なるほど、そんな場内放送がかかってるのね…。
明がいなかったら、我々は来ることのない飛行機をその乗り場で延々と待ち続けることになったのであろう…(怖)。
巨大な国際線と違って、ソーセージみたいに細く頼りないガタガタとよく揺れる国内線に乗ってシンシナティ空港へと向かう。
つうワケでシンシナティ空港に到着!Hellnation/Sound PollutionのKenと合流!右端のアメリカンなナイスガイがKenであります。
Kenの車に乗ってケンタッキー州の某所にある(というか何処にあるかよくわかってない)Kenの家へと向かう。
初めてのアメリカはシトシトと雨が降り肌寒い。
山は紅葉し雨に烟っている…カラッとしたイメージではなくかなりシヴい。
「お前たちが来た途端、雨が降り出したぜ!ガハハ!」
とKenは運転しながら笑う。
「とりあえず酒だな!ガハハ!」
と巨大なスーパーへ。巨大すぎて店内の端が霞んでいる。
さすがアメリカである。
「こいつはパンク・ビアなんだ。こうやって缶を握ると手から見える部分がペプシみたいに見えるだろ?パンクキッズはこれを飲んで警察の目を逃れるんだ。ガハハ!」
Kenは実に愉快な男闘呼(をとこ)なのである。
Ken宅に到着した頃にはすっかり夜の帳も降りていた。
舗装された道路の両脇に、家と樹木が立ち並び、家と家を遮る壁も無い。
野生のリスが木々を走り回り、まるで映画の1シーンのような住宅街だった。
Ken宅の地下室がとりあえずの我々の寝床。
かなりの広さで、バンド練習も出来る。
ついでに卓球台も完備。明もはしゃいでマカロニほうれん荘的なポーズをキメる。
ここのトイレは床がふわふわの絨毯で、ションベンのOBは絶対に許されない構造だった。これもまた実にアメリカンだな…と思った次第。
つうことでアメリカに無事到着したから次回こそはライブのお話が書けるのではないでしょうか(のんびりしすぎ)。
ではでは皆さん股ね~!