RIOT FEST 2017 リポート 二日目!

JAWBREAKER

いよいよ楽しみにしていた、G.B.Hが始まる。ステージに現れたVoのコリンは、革ジャンに黒いジーンズ。Guのジョックはスキンヘッドに袖をカットオフしたジージャンである。50過ぎであろうが、このファッションでも全く違和感がない。オリジナルメンバーのまま現役で活動し続け、ニューアルバムをエピタフからリリースするというのも凄すぎる。余計なMCもなく、ガンガン演奏する。City babyもNo SurvivorsもTime Bombといった初期の名曲も織り交ぜ、ファンサービスも特になく、ひたすら熱い演奏を繰り広げるのみ。キッズ達からの受けも良くて、ステージ前方ではモッシュも巻き起こる。

後半にはテンポが狂うような場面もあったが、そんなちょっとしたミスはたいしたことではない。やっぱりこのバンドは数あるUKハードコアの中でも別格だし、ロックンロールの楽しさや魅力をちゃんと踏襲しているのがよく分かった。単調なようでいて凝ったアレンジを挟み込んでおり、メロディアスなフレージングや合唱パートを随所に盛り込むなど、やっぱり飽きさせない。予定の終了時間がきて、あっという間に終わってしまった。アンコールの声が挙がるものの、持ち時間には厳しいようでそれは叶わず。

あまり熱心なファンではなかったのでFISHBONEはちらりと。やっぱりそれほど好きではないかなぁと思いつつ、奇天烈エレクトロ系アーティストのPEACHESを待つ。登場からステージ前には、ほぼ全裸みたいな格好をした熱心なファンが居て、期待は嫌が応にも高まってくる。日本を発つ前に、ちょっと調べておいたのだけれど、日本ではほぼ無名だが、アメリカ国内では名の通ったベテランなのだ。その実力は広く認められており、過去にはイギー・ポップやキム・ゴードン、さらにはファイストとも共演している。

変態ピーチズに続いて、変態パットンの登場!

女性器を象ったハリボテを被り、ニップレスとビキニの下だけを着用したダンサーを引き連れてステージに登場。音楽的には、少し前に流行ったいわゆるエレクトロクラッシュだが、キャッチーな曲調と下ネタ全開の歌詞とステージングが最高で、グイグイと引き込まれる。特に2015年発表のアルバムRubは、改めて聴き返してもいい感じである。フェスで爆笑しながら踊れるのは最高だ。ステージセットを転換して、あれこれパフォーマンスを披露しながら、あっという間にPEACHESが終了。

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