世代を超えるエクストリームミュージック。魂のスプリット REDSHEER / NoLA インタビュー!!!

REDSHEER/NoLA

ーー国内、海外で特に意識しているバンドを教えてください。あと、その理由も。

タケル:特に意識しているバンドに関してですが、GAUZEなんかの活動の仕方はホントにかっこいいなと思います。
あとはMELT-BANANA、Church Of Misery、FRAMTID…etc キリがないのでアレなんですが今挙げたバンドって国内外問わずファンいるじゃないですか、圧倒的に。
歳だからといって惰性でやってる感じも全くしないですし。真剣に音楽に向き合い続けてて、そこに国内外問わずにファンが付いてくる図がホントにかっこいいなと思います。
自分がバンドをやっていてそういうバンドを観ると自信に繋がりますし。海外だと、今サウンドスタイルの部分で挙げたバンドが繋がってきますね!
他にはMeshuggahとかSWANSとかも大好きですねー。
Black Sabbathもようやく良さが分かってきました…(笑)(笑)
The ChariotとかイタリアのThe SecretとかRefusedとかも好きです!
とにかくこういう話はキリがなくなるし、まとまりがなくなるのであんまり得意じゃなくてすいません…

ーーありがとうございます(笑)

オノザト:今回のこのスプリットのNoLAの2曲、オリジナリティが炸裂していて恐ろしいほどにNoLA節が確立されてると思う。
俺もタケルに質問なんだけど。最近は曲創りに手応えを感じてるでしょ?絶好調感伝わるし。
その手応え、2ndミニアルバムに収録した、”The Pit”を創り出したくらいからなのかな?あの曲スゲーカッコイイし。
あのタイミングくらい?気になってるから教えて!

タケル:そうですね。ありがとうございます。マキノが加入してから、実は曲創りはホントに難航するようになったんですよ。
だけど、「絶対にコレでしょ」っていうのを追求して一曲を創り出せるようになったからThe Pitみたいな曲は出来たと思います。
何にせよマキノが今のNoLAのサウンドスタイルの要ですね。
そこにベースのユートが加入したことによってより自由になったから難航するけどベストな曲になるっていうのがNoLAの今の絶好調感なのかなとは思います。

ーー色々とお話をありがとうございました。それでは、REDSHEER、NoLAともいつか、BROILERとメリーランドデスフェストか、オブシンエクストリームの楽屋でお会いましょう(笑)!

インタビューを終えて:
NoLAは現在年齢が24歳。まだまだ、世界に挑戦できる時間がある。
今はENVYやCOFFINSがヨーロッパの世界最大規模のメタルフェスHELLFESTに呼ばれる時代である。地道で誠実な活動が実を結んだわけである。もちろん実力があるからであるが。
大手の事務所やレーベルに所属していなくても、D.I.Y.的な活動を続けてきていてもこういった大型フェスで数千人を前に演奏が出来ることをENVYやCOFFINSといった先駆者は証明した。
80年代にはLOUDNESS, VOW WOW, E・Z・Oなどが世界に挑戦したが、攻めあぐねた。
90年代〜2000年代に入ると数多くの日本のHARDCOREバンドが海を渡り長期ツアーをし、欧・米・アジアで日本のエクストリームミュージックを拡大した。
LIVEAGEのコラムニストの酒井さん(BREAKfAST / EXCLAIM)のように。
現在は大きな資本をもったONE OK ROCKやCROSSFAITHなどが海外を攻めていたりもする。
しかし、メタル・ハードコアという音楽は昔からアンダーグラウンドと口コミがすべてなのだ。大きなエージェントとマネージメントがなくてもバンドの実力さえ認められれば、HELLFEST, Maryland Deathfest, OBSCENE EXTREMEといった海外の大きなフェス出演や長期のツアーが可能なはずだ。
私もギターを担当しているBROILERの一つの夢としてそこを目指している。40歳でこういった夢をみれるのは本当に楽しい。だから、「もっとバンドをやりたい!」(妻に土下座しながら)と思うインタビューであった。

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REDSHEER/NoLANoLA:REDSHEER ”GRAY MATTER”

BREAK THE RECORDS
(7inch EP+ DOWNLOAD CODE/BTR-049) ¥1620(税込)

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