R.E.M.のメンバーなどが環境問題をテーマとして京都と渋谷でコ ンサートを行います

ICE STATION は地球温暖化問題に感心を寄せ、北極と音楽を愛するアーティストたちが集まるアートプロジェクト。

ICESTATION の第1回公演は2015 年11 月にノルウェー北極圏の小さな町VADSØ で行なわれました。氷に閉ざされた極夜の中、集まった熱狂的な聴衆のもと、R.E.M.のメンバーや、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズなど世界的な大物ロック・ミュージシャンがコンサートを行ったのです。
もともとこのコンサートは、彼らの長い友人であるロンドン在住のアーティスト、ミシェル・ノアクの北極圏における「アーティスト・イン・レジデンス」を応援するための企画でした。
ミシェルは2004 年に英国の環境団体Capefarewell(www.capefarewell.com)
に参加していらい北極/氷をテーマにした作品を発表し続けている、エッチング、レンチキュラー、写真などを得意とするポップ・アーティストです。(ちなみにCapefarewell のプロジェクトには,過去にマーサ・ウエェインライト、KT タンストール、坂本龍一なども参加しています)
そんな理由で北極にやってきたミュージシャンたちでしたが、現地の美しく雄大な自然や、サーミの幽玄な音楽、そしてこの地が直面する地球温暖化問題など、すっかり北極の魅力に取り付かれてしまい、ICESTATION の第2弾を計画し始めます。そして2回目のICESTATION を温暖化問題の重要都市である京都、そして東京にて行なうことを決定し
たのでした。ICESTATION には、音楽を通じて、より多くの人たちが北極や環境問題に注目してほしい、という彼らの思いが込められているのです。

今回の参加ミュージシャンは地球最北の国グリーンランドでもっとも人気のあるロック・グループ、ナヌーク。そして解散したアメリカのロック・バンドR.E.M.のメンバーだったピーター・バック、マイク・ミルズ、ドリーム・シンジケートのフロントマン、スティーヴ・ウイン他6名のアメリカの音楽家たちです。
またミシェル・ノアクの北極アートの作品は、レンチキュラー、写真、エッチングなどを中心に、2月7 日よりタンバリンギャラリー(www.tambourin-gallery.com)にて展示される「ICESTATION 展」にて多数紹介されます。
すでにミシェルと彼らはこの企画に続く白夜のコンサートやサーミのミュージシャンとのレコーディングなどのために動き始めており、ICESTATIONは今後も大きなプロジェクトに発展する高い可能
性を秘めています。
北極と音楽を愛するアーティストたちとともに過ごす、この貴重な機会をお見逃しなく。

The Baseball Project – (Don’t Go Back To) Rockville – Ice Station Vadsø, Vadsø, Norway, 10 Nov 2015

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