Q11.曲はどうやって作られていきますか。過程をお教えください。
トニー:最初はマークがアコースティックので歌った物と、彼が作ったバンド用のデモを送ってきていた。それからバンドは彼が携えた曲をアレンジして、録音をしていた。初期の曲の多くはマークからのデモそのままに殆ど変わらない物だったよ。マットとフィービーが加わってからは、過程のどちらもがかなり違ってきた。普段、新しい曲はマーク自身か、マークと僕でデモを作り、曲作りの過程となる。バンドに彼等が加入する少し前とは異なって、幾つかの曲は変化を遂げるよ。それから彼等と練習に入るとアレンジメントに時間を使ってデモとは全く違った曲に仕上がる。けど、デモと余り違わない曲もある。例えば、”300 Cigarettes”はかなりデモに似てるけど、一方で”Plague Your Heart”はバンドとして録音する前とは違いが大きくなった。
マーク:初期の曲はデモに比べて違わないね。でも、そう、僕等は今、自分達が正しいと感じるまで戻っては作り直しをしてるんだ!僕は歌詞についても作り直しの作業に時間を費やしている。メロディーを確かな物するために大切な事なんだ。トニーが説明したように、時には幾つかの曲はデモの時点で満足するものが創れる事があるよ。
Q12.僕たち40歳くらいの日本のメロディック・パンクが好きな人間としたら、UKには「UKメロディック」というジャンルがあると考えている人が多いんだ。UKメロディックの1st WAVEはH.D.Q,LEATHERFACE, SNUFF, SENSELESS THINGS, MEGA CITY FOUR, CHINA DRUMというバンドがいたと考えています。私も夢中になってききました。2nd WAVEはBROCCOLI, HOOTON 3 CAR, CHOPPERといったバンドですね。上記のバンドのほとんどが来日ツアーをやっています。彼らのサウンドやD.I.Y的思想には影響を受けたりはしているのでしょうか。
トニー:おおう、ヨシ、90年代にはそういったバンドを僕は見に行ってたよ!Snuff、Mega City Four、China Drum、Hooton 3 Carは何度も見た!僕等は前述のバンドには影響されていないと思うんだけど、それでも僕にとっては、当時、Senseless Thingsの熱狂的なファンだったし、短くて速くてポップで良いギターを弾く新しいバンドの最初の1つだった。特に彼等の2枚目と3枚目が大好きだ。今でも彼等のレコードの要素は絶対に僕がギターを弾く影響や引き出しになってる。Senseless Thingsのベンは偉大なリードギタリストで本当にメロディックなソロを弾いた。(彼が後に参加したバンド、Three Colours Redも大好きだよ。)その時期にはUSから来た多くのバンドがUKでも人気だったから、僕はSuperchunk、Pixies、Sugarみたいなバンドは長年にわたって影響を受けているよ。
マーク:僕はLeatherfaceの大ファンだ。BYOからリリースされたHot Water Musicとのスプリットで知ったんだけどね。Senseless Thingsも知ってるけど、1stアルバムの”Postcard CV”しか聴いた事がないなぁ。Mega City Four、Broccoliは数曲知ってるだけなんだけど、聴いた曲は好きだったよ!
Q13.HARKERをやる上で影響をうけたバンドをできるだけ沢山おしえてください。
トニー:Superchunk、Husker Du/Sugar、The Wedding Present、Pixies、Dinosaur Jr、Chvrches、 Jesus And Mary Chain、Against Me!、Bouncing Souls、Abba
マーク:Hot Water Music、Replacements、Against Me!、Envy、Buffalo Tom、 Tom Waits、Baroness、The Wedding Present、Crass、Jimmy Eat World、Bruce Springsteen