Quicksand来日間近ということで、Quicksandを招聘するQUICKSANDJAPANTOUR 事務局でもある、DRUMKANのフロントマン津ヶ原氏と彼の愛弟子の京都のエモロックバンド”nim”のフロントマン加藤の子弟対談が実現!
nim Vo.Gt. 加藤(以下、加)
DRUMKAN Vo.Gt. 津ヶ原(以下、津)
加:最初の質問として、なぜ今回QuicksandのJAPAN TOURを企画されたのですか?
津:去年リリースの新譜を聞いてカッコよかった!シンプルにそれだけなんだ。
加:めちゃくちゃシンプルですね!津ヶ原さんらしいです笑
新譜、僕もかなり衝撃を受けました。約20年ぶりのアルバムということでしたが、元々のハードコア/オルタナ/エモーショナルなサウンドを素材として、現代アート的とも言える洗練された仕上がりだと感じました。
津:そうだね。今回の3rdが本当にカッコよくて。俺も衝撃的だったんだよ。
そこから1st, 2ndとしっかり聞いていった感じだね。
加:招聘を思い立ってから、サインまでのお話を聞かせてもらえますか?
津:Quicksandの所属していたレーベル Revelation RecordsとはDRUMKANの時にやっていた海外バンド招聘活動の経緯から親交があったので、コンタクトは本当にスムーズだったよ。
ヴォーカルのウォルターともすぐに連絡がとれて、最終的には僕が渡米して直接彼と話をして決定したよ。
加:今回は東京/大阪の2公演のみということですが、狙いを教えて頂けますか?
津:今まで海外から沢山バンドを招聘してきたけど、一人で全部やってきて中々大変だった。だから今回はしっかりバックアップもつけて、かつ凝縮した内容にしたいと思ってそうしたよ。1バンドあたり曲数を沢山やってもらって、それをみんなに見てもらいたいと思っています。
加:DRUMKANの海外バンド招聘活動には僕自身すごく影響を受けてきました。
どういう思いでやってこられたのですか?
津:良いバンドを呼びたいって事だよね。せっかく素晴らしい音楽があるのにそれを紹介できないのは悔しくて。
そして僕なりにできることをやろうと思ってずっとやってきたよ。僕ら周りのバンド同士の繋がりはとても強いと感じていて、今回nimも本当にすぐに出演OKしてくれたし。海外のインディーシーンって本当にそんな感じなんだよ。けっこうネームがあるバンドでも、タイミングさえ合えばすんなり出てくれることが多い。「お前が言うなら」ってノリで。本当に心強い事です。そういう自分たちのコミュニティーに対していい影響を与えられればとも考えているよ。
加:素晴らしいと思います。
僕は海外のインディーバンドの活動を見て良く思うんですが、
年齢を重ねながらもアートの最先端を追求して、且つしっかり飯を食っている人たちが多いなって。比べると日本では少ないですよね。だからそういう人達がもっとに日本に来てくれて、状況が少しでも変わればいいなと僕も思っています。