日本屈指のアヴァンギャルド・メタル/ヘヴィロック・バンドDOOMが完全復活。コロナ禍中の休止から再始動、アルバムリリースまでを語る記念インタビュー!

世の中広しといえど、DOOMほど地下・地上を問わず奇妙なバンドはそういないだろう。84年の結成以来、フレットレスベースを駆使した超絶技巧を土台に、プログレもハードコアもジャズ/フュージョンもサイケデリックもニューウェイヴもインダストリアルも…と貪欲に飲み下したアヴァンギャルドなサウンドで、国産スラッシュメタルとリンクしつつも独自の立ち位置を確立。VOIVODや後期DEATH、CORONERといった各国の個性派とも渡り合えるその実力には、ジェロ・ビアフラ(DEAD KENNEDYS、Alternative Tentacles他)やスティーヴ・アルビニも目を付けていたほど。
2020年以降、コロナ禍やメンバーの事情により活動を休止していたが、2023年に見事復活。そして9年ぶりのアルバム『APOCALYPSE』をリリースしたばかり。これが2025年終盤リリースのなかでも、出色の出来栄えなのだ。従前のどんよりとしたDOOMらしさは不変で、終始重苦しいトーンで統一されつつ、これまでになかったようなアプローチも頻出。豊か過ぎるキャリアに裏打ちされた実力と、燃え尽きない攻めの姿勢を見せつける快作に仕上がっている。
今回はバンドの創設メンバーである藤田タカシ(vo,g)にインタビューを実施。アルバムについてはもちろん、コロナ禍を含むこの9年間にあった様々な裏話を、音楽性とは裏腹の、気さくで穏やかな口調で語ってくれた。
プログレッシヴ、変拍子、テクニカルといったワードがメタルを問わず全世界的に大きな潮流となってそれなりに年月が経ったが、それらに親しみながらもDOOMに触れていないのは、あまりにももったいない。まずは『APOCALYPSE』から、その特異性に触れてみてほしい。

Interview by MOCHI

Special Thanks:B.T.H. Records&revontulet records

――新作は、前作『STILL CAN’T THE DEAD』から9年ぶりのリリースになります。その間に3年にわたるコロナ禍があったし、ただ時間が経っただけとは違う、特殊な9年間でしたよね。
「年齢的なこともあってか、9年あっという間で…あらあらっていう感じだよね(笑)。コロナ禍でぽっかり穴が開いちゃったような感じだったけど、その間に自分を見直すこともできたのかな。すごく不思議な体験というか、自分の世代にそんなことが起こるのかと思ったし、ある意味貴重な体験だったのかもしれないね」

――2023年のDOOMとしての復活ライヴが発表された際、藤田さんの病気とケガで活動休止をしていた…とありましたが、どんなことがあったのか、聞いてもいいでしょうか?
「2019年から2020年にかけて、ショートツアーみたいな感じで地方でのライヴをやらせてもらったんだけど、2020年春に大阪の火影でライヴをやった帰りに、横浜港に停戦した客船でコロナが発生したっていうニュースが流れたんだよね。それによって、俺の還暦祝いのライヴとか、COCOBATとスプリットを出そうかとかいろんな企画を練っていたのが、全部白紙にせざるを得ない状況になってしまった。それでコロナ鬱みたいな感じになって…しかもほかで仕事をしているときにケガもしてしまって。ほかにも内臓にもちょっと不調があったりしたんだけど、病院に行きたいけどなかなか行けないような状態だったんだよね。診察してくれる病院も少なかったし…色んな所に顔を出すこともできないしで、すごく内にこもるような感じになっていた。大変なのは自分だけじゃないし、それじゃいけないんだけど、すごくネガティブに考えるようになってしまった数年だったね」

――その中で、少しでも前に進むというか、再起するようになるきっかけは何だったんでしょうか?
「ある日JURASSIC JADEがレコーディングをやっているから手伝ってほしいと言っている、HIZUMI(vo)ちゃんが俺に会いたくて連絡を取りたがっている…と人づてに教えてもらってね。それでレコーディングに参加して、あれこれといい加減なことを言ったんだけど(笑)。その後ライヴに行ったら、色んな人が泣きながら、藤田さんが生きていると思わなかったとか、また会えてうれしいとか言ってくれたんだよね。それでこんな自分でもアテにしてくれる人がいるし、居場所があるんだと気付いた。自分以外にも、マイナスの状況の中でも頑張っている奴らがいるんだと思ったら、ネジがひとつ回せたというか、俺もやらなきゃ、やるしかないなと思えるようになったね」

――藤田さんが復調するまでの間、メンバーもそれぞれ大変だったのではないですか?特にPAZZ(ds)さんはお店(御天~ロック酒場PZ)をやっているわけですし。
「アベ(ユキヤ/b)にしてみたら、加入したばかりだったのに、コロナ禍でDOOMとしてちょっとツアーをやっただけで停止してしまったから、彼なりにすごくストレスがあったと思う。まぁ、PAZZはストレスを感じるわけがないんだから、放っておいてもいいと思うんだけど (笑)」

――先ほども触れた2023年の復活ライヴは、11月のBBとの2マンでしたよね。4年近いブランクがあって、しかも2マンでのロングセットとなると、そこに仕上げていくのは大変だったのではないでしょうか?
「それがブランクどころか、俺が知らないところでクラブチッタのライヴ(2024年3月開催の『VIOLENT ATTITUDE 2024』)が決まっていたからね(笑)。そんなの“はぁ!?”ってなるじゃん(笑)。だからBBとの2マンでの復活は後付けだったんだけど、まぁ慌てるしかなかったね。たしかにバンド形態としてのカンを取り戻すのは、それぞれ大変だったかもしれない。PAZZはドラムこそ触っていなかったものの、ラーメンの湯切りで手首を鍛えていたのかも(笑)」

――そこから2年と少しで、まさか新しいフルアルバムが出てくるとは思っていませんでした。制作はいつ頃から始めたんでしょうか?
「曲作りは24年の春ぐらいからかな。構想と言えるものは、その段階ではまるっきりゼロで。まずはいつもの通りメンバーでジャムセッションをしながら1曲ずつ仕上げていこうとしたけれど、ライヴも入ってくるからね。ライヴのリハーサルと、曲作りのためのスタジオが同時進行したせいで、ちょっと取っ散らかっちゃって。その中でアルバム4、5枚作れるくらいの土台になる素材ができたんだけど、今度はそれを曲としてまとめあげる時間を取るのが大変だった(笑)。そんな中でも記憶に残る素材を、試行錯誤しつつ曲になるように仕上げていった感じかな」

――今回は、アベさんと作った初めてのアルバムになりますよね。アベさんは初代ベーシストの諸田(コウ)さんのお弟子さんだったそうですが、やはり諸田さんを思わせるような面とかはあったんでしょうか?
「それがね、諸田からきちんとベースを習った記憶があんまりないらしいんだよね。アベは青森の八戸にある大学に通っていたんだけど、諸田がベースのレッスンをしているらしいという話を聞きつけて、下道を使って8時間もかけて東京に出てきたら“釣りに行こう”って言われたらしくて(笑)。アベもアベで、僕は釣りに来たんじゃないって怒れればいいんだけど、まぁ言えないよね(笑)。それで池で釣りをして、また8時間かけて青森に帰るという体験をしていたらしいよ」

――釣りに行ったことはともかく(笑)、それだけ諸田さんを追いかけていたとなると、すごく諸田さんを意識したプレイになったりとか、そういったことはなかったですか?
「諸田のプレイが好きで習おうとしていたくらいだから、DOOMでプレイするにあたって諸田コウを追いかけるなというのは無理な話ではあるよね。でも、そもそも諸田を越えるというのも無理なんだよ。だから開き直りじゃないけど、越えられないなら自分をどう出すかっていう風に俺なら考えるし、アベユキヤが諸田コウになろうとしているところが見えると、俺は“そうじゃない。どうせやるなら、アベユキヤとしてのプレイをしろ”と言っちゃうんだよね。そういう意味では苦労したかもしれないね」

――たしかに諸田さんは異質な存在だったし、DOOMにおける基準を作った人だから、あまりにもハードルが高い存在ですよね。
「諸田については…過去の作品をアナログで再発することになった時、リマスタリングのために改めて聴いて、そのすごさを実感した。『Illegal Soul』(92年)が諸田の最後のアルバムだったけど、何がすごいって、裏のリズムの取り方とか、タッチとか…ただ弦を触っただけでも、それがリズムの一部になっているんだよね。ステンレスの指板を使っていたのも、フレットレス特有の、後から音が出てくるというか、通常のベースよりも音の立ち上がりが遅いことを克服して、むしろ他の楽器の先をいくようにするためだったし。それとピッチ感。フレットレスだから余計にシビアだし、最後の最後までピッチ感を気にしていたよ。だからアベにも、ピッチ感を鍛える練習だけは絶えずやらなきゃならないと伝えたけど、それはDOOMや諸田がどうということではなく、アベ本人がもっとすごくなるために必要なことだと思ったから。今のDOOMは諸田のコピーではなく、アベユキヤを求めているわけだし、むしろ諸田と違ってくれなきゃ困る。そのために汗を流してくれれば、俺たちとしては何も言うことはないかなと」

――今回のアルバム『APOCALYPSE』ですが、改めてやはりDOOMってものすごく特殊なバンドだなと(笑)。1曲目の“Walk”はノイズとドラムだけで始まりますが、スネアの位置が変過ぎて…最初に聴いたとき、打ち込みなのかと思いました。
「クリックも使えないのに、PAZZが打ち込みなんかやると思う(笑)?実は“Walk”は、何も計画がない状態で録音したんだよね。アルバムに入れる全曲のベーシックトラックを録音した後、時間があったからこの曲のドラムを録り始めたんだけど、2曲目の“Know Your Enemy”の出だしと同じフレーズだとふと気付いて。だったらSE的な感じでくっつけちゃえばいいだろうと思って、エンジニアと試行錯誤しながら、2曲がつながるようにノイズを加えたりしてこの形になった。いつも作りながらレコーディングしているような感じなんだけど、そのなかで終盤に出てきたのがこれだったんだよね」

――クリックを使わずレコーディングって、よくできますよね。ドラムが全員の基準になるもののはずなのに。
「基準として本当にベーシックのドラムが大事で、それを任せているのに一番いい加減なのがPAZZっていうね(笑)。だからエンジニアが一番大変。いつも“PAZZさん、あなたドラマーですよね?”って、ものすごく根本的なことを言っているし(笑)。誰がリズムを担っているのかわからないし、どう考えても量産型のものにならないんだよね。現代的なレコーディングは、しっかりとタイミングを合わせてやるものだと思うけど…もうドラムは録り終えちゃったし、やっちゃったもん勝ちということで(笑)」

――アルバムのリリースが発表されたとき、インフォメーションに「DOOMにしては曲が短め」とありました。実際、あくまで今までのDOOMと比べるとではあるものの、少し短めの曲が並んでいますね。
「構想としては、1曲1曲を短めにしようというのはあったね。今までは平均すると7分くらいの曲が多かったけど、それだとなんだか胃もたれするような気がしてきて。それだと健康的じゃないし、1曲が長くなり過ぎないようにやってみたら、結果的にこのくらいの分数にまとまった感じだね」

――たしかに曲の時間だけ見るとこれまでよりも短いかもしれないけど、短く切り上げたというよりも、ひたすら煮詰めたらものすごい高濃度のものが残った、みたいな感覚がありました。しかも繰り返し聴いていると、いろんな表情が見えてくるんですよね。スネアの位置がおかしいと思っていたけど、実はシンバルもわけの分からないタイミングだぞ、とか(笑)。
「おかしいよね。おかしなことだらけ(笑)。レコーディング自体が、構築して構築して…最後に壊すっていう作業だからね。でもそう言ってもらえるのなら、ある意味でいい塩梅になったのかな。聴きやすいけど、単純なBGMにはならないアルバムにしたかったし、噛めば噛むほどおいしいみたいなアルバムにはなったかなと思うね」

――短めにまとまっているとはいえ、新しい試みも少なくないですよね。例えば“Catreana”は歌詞がなくて、藤田さんの「Ah—-」という声だけですし。それも色んな声色や抑揚で、ギターの哀愁あるコードと相まって、言葉はないけどいろんな感情が垣間見えるような感じで。
「あれは昔ながらのスクリームというか、例えばMAGMAみたいな、古いプログレのミュージシャンがやっていたものを、思い出しながら自分なりにやってみた感じだね。スタイルではなく、腹から湧き出てくるようなもので。それにあの叫び声の中には、このレコーディングに至るまでのいろんな思いが詰まっているんじゃないかな。PAZZのリズムがおかしい!とか(笑)」

――それと、今回はアルバム全体でヴォーカルが少ないように感じました。
「たしかに、インスト的なパートが多いかもしれないね。自分としてはそんなに意識はしていないんだけど、少ないことで、逆にヴォーカルが際立ってフィーチャーされた部分もあるのかも。いつもそうなんだけど、ドラムもベースも録ったからリズムはOK、バッキングのギターもOK。それから歌録りやおかず的なギターのフレーズを入れたりといった作業に取り掛かるんだけど、最後の方で絶対に時間が足りなくなるのね。それであの叫びが出るのかも(笑)」

――個人的な意見なんですが、“Hate Memory”はTHE STOOGESの要素を感じたんですよ。ああいったサイケデリック寄りのバンドのおどろおどろしさや酩酊感を遅く、重くしたような感じで。
「THE STOOGESはもちろん大好きだけど、すごく意外な意見だね。実は“Hate Memory”は、すごく遊びで作ったような曲なんだよね。昔『No More Pain…』に入っている“I’m Your Junky Doll”のときみたいに、そういったことは時々やっていて。今回はBLACK SABBATHみたいなのはどうだろうと思ってやっていたんだけど、その中でオジーが亡くなっちゃって…それでもうちょっとちゃんと曲にしようかと思って進めたら、こういう感じになった」

――今BLACK SABBATHの名前が出ましたけど、藤田さんからメタルの話ってほとんど出てこないですよね。DOOMは世間的にはメタルバンドと捉えられているけど、本人たちにその意識が希薄というか。
「実際、メタルは通ってないからね(笑)。本来はMC5とかTHE STOOGESとか、あの年代の音楽がルーツで。神楽坂EXPLOSIONでPAをやっていたときはメタルバンドばかり出ていたし、たぶんその時が一番聴いたんじゃないかな。CACTUSの“Evil”っていう曲に入っているギターソロがすごく好きなんだけど、あのなんとも言えない感じを自分なりに表現しようとしたのが、“Hate Memory”のソロだったりするし。自分の持っている引き出しは、なるべくバレないように、ちゃんと自分の経験値としてフィルターを通して活かしたいとはいつも思っている。まぁ、こうしてバレてるんだけどね(笑)」

――アルバム中盤と後半に、“Leave It Alone”と“Freeze”という短いインストが2曲入っています。どちらも短いけど不穏な曲で、空気を緩めないものになっていますね。
「たまたま俺がスタジオに入ったら、アベが何やらレコーディングをしていたのね。聴かせてもらったら、なんかこれ聴いたことあるな…と思ったんだけど、本人から実は“水葬”を意識していて…ダメですか?っておずおずと言ってきた(笑)。やって悪いことなんかないんだし、短いインストがあるとちょっと休憩みたいな感覚になるのは、メンバーもリスナーもいっしょだと思うしね」

――たしかに、今回は全体で過去作のように中近東やインドっぽいフレーズや要素があまり感じられなかったんですが、“Leave It Alone”に少しだけその空気がありますね。アベさんなりの諸田さんへのリスペクトだったんでしょうか。
「青森から8時間かけて習いに行って、釣りに付き合わされた過去があるからね(笑)。でも制作全体を通して、アベはすごく興奮していたんだよね。諸田やDOOMというものにずっと憧れていて、いざメンバーとして入って初めてのレコーディングだったから、すごくうれしかったんじゃないかな。それを持ち上げるのも俺らだし、上から叩くのも俺らだから。それは塩梅よく、ね(笑)」

――最後にアルバムのタイトル曲“Apocalypse”が入っていますが、全員違う曲をやっているのかってくらい、複雑で理解しがたい曲で…(笑)。
「そんなの、1曲目からそうじゃない(笑)」

――それはそうですけど(笑)。この曲が特に際立って全パートがバラバラになっているように聴こえて、最初はどうなっているのかまったくわからないんですよ。
「まったくわからないよね。俺もわからないもん。それじゃいけないことのはずなのに(笑)。この曲のイントロについては、ギターとドラムは同じ拍で進んでいるけど、ベースは違うところにいっているんだよね。当然エンジニアに“誰が合っているのかわからない。どれがAメロでどこがサビなんですか?”と言われるわけ。だから聴いている人が“DOOMはいったいどうしたいの?”って心配させるような感じだと思う (笑)。たぶん何回か聴いているとわかってくるんだろうけど、わかろうとしない方がいいよ」

――これがアルバム中で一番長い曲ですよね。翻弄されている間に突然スピードアップして、変な組み合わせの3音のキメで終わる。演奏しているメンバーもそうだと思いますが、聴いているこっちも気が抜けない構成だし、クリックなしのレコーディングで、よく辻褄が合うなと。
「自分でも、これで合っているのかって翻弄されているくらいだからね。でもその意見はやっている側の思惑通りで、大成功(笑)。辻褄は合っているんだけど、そこまでの過程がおかしいんだから、そりゃあエンジニアも常に泣くよね。“Know Your Enemy”のMVを作ってもらった時も、本当はクリックに合わせてレコーディングしていれば、カット割りとか編集も楽なんだろうけど。MVを作ってくれたディレクターにも具体的な説明ができずに抽象的なことしか伝えてられなかったくらいだし。でもその人自身もプレイヤーだからこちらの意図を汲んでくれて、すごく助かったね」

――そういえば、今回はMVやアートワークの一部で、AIを使っているんですよね。
「自分としてはAI自体がどういうものかわかっていなかったし、あまり信頼していなかったんだよね。でもこうしてジャケットやMVを作ってもらうと、すごいと思ったね。例えば30年前にTOOLのビデオを見た時の驚きを、AIで思い出したりもした。だからAIも、その時代の新しい手法なんだよね。だったらクリックを使ってレコーディングしろって話なんだけど(笑)、そういう人間らしさというか、生のアーティストらしさが大事だと思う。それがないと、機械によってしまって、人間がやる意味もなくなってしまうし。そういうバンドがいてもいいんじゃないかな」

――タイトルの「APOCALYPSE(終末)」の通り、重々しくて暗い雰囲気のアルバムになりましたね。
「退廃的なイメージが自分の中にあって、コロナ禍に感じたものとか、観た映画とかいろんなものから影響されたものが散りばめられていると思う。今しかできないというか、今できることが詰まっているんじゃないかな。コロナがなかったら違っただろうし、後にも先にも、もし1年ずれていてもこうはなっていなかったと思う。コロナがなかったら、もっと爽やかなアルバムになっていたかもね(笑)」

――2026年の2月から、ツアーが始まりますね。先日(12月13日)のレコ発ライヴがPAZZさんの健康上の理由からキャンセルとなりましたが、ツアーは予定通りとのことで、準備は進んでいる状況でしょうか?
「PAZZはちょっとタイミング悪く体調を崩しちゃったから、心配させてしまったかもしれないけど、ツアーは大丈夫。これまでのことやレコ発の中止もあったし、溜まったストレスの発散にもなるんじゃないかな。それに本格的なツアーはアベが入ってから初めてだから、彼の初顔見せになる場所もあるよね。ライヴは新しいアルバムから何曲か盛り込みながら、1時間~90分くらいの間でやると思うんだけど、その集大成として、全体ができるようにツアーファイナルまで仕上げていきたい。あくまでも理想だけど、できるようにしておかないと(笑)」

<Album Information>

DOOM『APOCALYPSE』

13th REAL RECORDINGS/13RR-1008

<Tour Information>

DOOM New Album “APOCALYPSE” Release Tour 2026

・2/21(土)千葉 : LOOK
出演 : DOOM, KANDARIVAS
・2/22(日)横浜 : F.A.D YOKOHAMA
出演 : DOOM, SABBRABELLS
・3/7(土)心斎橋 : CLUB DROP
出演 : DOOM(ワンマン)
・3/8(日)徳島 : club GRINDHOUSE
出演 : DOOM, 銃座 他
・3/21(土)仙台 : BIRDLAND
出演 : DOOM, COCOBAT
・4/4(土)名古屋 : HUCK FINN
出演 : DOOM(ワンマン)
・4/5(日)浜松 : FORCE
出演 : DOOM, Shady Glimpse 他
・4/26(日)新代田 : FEVER
出演 : DOOM(ワンマン)

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